2014年01月30日

アニマルセラピー

今日は怒りのブログです。これは犬を大切にしてほしいという内容であり、


決して障害者を侮辱するものではないと言う事を始めに申し上げておきます。






これは9ヶ月のパピヨンちゃんで、もうすぐ捨てられる所を、心優しい(というか、ごく一般的な判断力のある)このお宅で勤務している介護士さんが保護されています。


アニマルセラピー



この子の飼い主は、軽度の知的障害者で要介護の身体的障害者で、気に入っては犬を迎え入れ、飽きては放棄するという人なのだそうです。


これまでにも何度も同じ事を見てきた介護士さんは見過ごすことが出来ず、連れ帰って里親探しをしておられます。


アニマルセラピー




たしかに障害者や要介護者の方々にとって、精神的な拠り所として犬はこれ以上ないパートナーとなってくれるでしょう。


父が生前養護学校の教師をしておりましたから身体障害者が動物と触れ合う利点はよく理解している方だと思います。


私の母が鬱に苦しんだ時には我が家の犬にはとても助けられましたし、これからも助けてくれると思います。


ですが、アニマルセラピーなどという甘い単語だけが先走り、本当にその犬の全責任を持てるのかどうかを見極めるプロセスが欠如してきてはいないでしょうか?


人間の心を優先的に考え過ぎた結果、介護を要する人間が犬を捨てるなどと信じられない事が起こるのです。


アニマルセラピーを期待するなら、責任を持てなくなった時のカバーまでを想定するべきです。


子供時代に、両親に犬がほしいとおねだりしたのに両親は決して首を縦に振ってはくれなかった・・・なんて経験は誰にでもあるでしょう。


子供が責任を持てる年齢になったら改めて考える、これが家族の正しい判断力です。


大人にも同じ問いかけをするべきです。家族、友人が犬を迎え入れる時、厳しく判断してあげるべきです。


それがたとえ障害者でも、老人でも。彼らに幸せを分け与えるためだけに犬を犠牲にしないでほしい。


そして、その犬達を送り出すブリーダー・ペットショップの在り方も見直されなくてはいけないのではないでしょうか。




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